二〇二六年七月
文月という呼び名は、短冊に歌や文字を書いて書道の上達を願った七夕の行事に因んだものという説があります。また、稲穂が膨らむ「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみつき)」に字を当てて「文月」としたともいわれます。
格花
萱草
カンゾウは長葉十種の一つでユリ科の植物です。花は葉株の外から出るので二株のときはニ花、三株のときは三花を葉株の外に使います。葉株はできるだけ自然のまま使いたいですが、なければ組み替えて挿れます。出生では花茎の外側になお二枚の葉が付くため、挿花でも花囲いの葉として茎を囲うように葉を挿れます。


格花
河骨
横長の水盤に三花九葉の縦姿、一花五葉の半縦姿、一花三葉の横姿を挿れ魚道分けにしています。開葉、半開の葉、角葉と大きさの違う葉を組み合わせて挿れますが、小葉が比較的少ないので苦労するところであります。「葉の上に花入れては気色なし」と書かれた書物もあり、花は葉より低く扱います。

新花
アスパラガス ブーゲンビレア 紫陽花
ブーゲンビレアの赤色は夏を感じさせます。紫陽花のピンクでまろやかにして、アスパラで動きを付けました。

新花
鉄線、乙女百合
鉄線は華奢な茎が特徴的ですが、今回は低くして花を主にして挿れました。様々な表情で変化を付け、口元は乙女百合の淡いピンクで締めました。
