二〇二六年六月
水無月は、旧暦の6月に当たります。田に水を引く月ということから水無月となったと言われています。「無」の文字は無いという意味で用いられているのではなく、助詞である「の」を表しています。そのため水無月は「水の月」という意味なのです。
格花
夏櫨
珍しく苔の付いた夏櫨を戴きました。酢の木に近い感じでしたが、足は比較的素直で枝先も引き締まった枝が多く、挿れやすい材料でした。特に体は付き枝を利用して素材の良さを活かすよう心がけました。

格花
水草寄せ挿け
太藺と杜若という定番の取り合わせに、留を縞太藺の分体にして魚道分けにしています。次第に暑くなってくる季節には、涼感のある水草がより良く映ります。


新花
令法、つつじ、芍薬
リョウブは枝垂れた花が可愛らしく枝にも動きのある挿けやすい花材で、庭木にもよく使われています。今回は葉も残して花葉が連なるようにして、奥行に色の濃い花を挿れて前後間を付けました。

新花
鉄線、ココット、スノーボール
鉄線には色々な種類がありますが、今回のものは大きく豪華な雰囲気を持っています。あまり正面に向けると強すぎるので、表情に変化を付けて挿れました。口元と繋ぎに2種挿れて鉄線を引き立てています。
