未生流

の花

二〇一八年四月

卯の花が咲く季節なので、「卯の花月」の略とする説が有力です。
卯月の「う」は、一年の循環の最初として「初」「産」を意味します。また、稲を植える「植月」が転じたとする説もあります。

格花
土佐水木

土佐水木は四国原産の植物で葉より先に黄色の花が連なる様に咲きます。今回はまだ蕾ばかりですが、枝の動いたところを生かして留流しで挿れました。

格花

竹の五管筒に二色の桃を挿れました。桃の枝は細く真っ直ぐなものが多い為、横姿には脇枝を遣いました。白とピンクの二色を遣うと華やかに感じられます。

新花
小手毬 
豆の木 
エビデンドラム

葉を取り除いた満開の小手毬はとても美しく、多めに挿れると器から溢れる様になります。小手毬の勢いを消さない様に、薄い青色の豆の木とピンクのエビデンドラムを奥からそっと挿れました。

新花
スイートピー 
にんじん

ヌードルカッターという調理器具を使ってにんじんを麺状にしました。水中花などにも使えるのかと考えながら、今回はマッスにしてスイートピーと合わせ小品花にしています。。



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