未生流

の花

二〇二五年九月

長月の謂われは諸説ありますが、現在の十月初旬から十一月初旬に当たる時期でだんだんと夜が長くなる「夜長月」から来ているとされているものが有力です。その他、「長雨月」から来たともいわれています。

格花
秋の杜若

カキツバタは四季咲きになると花茎が細長くなり花も少し小さくなります。葉も細くなり、旬の時期に比べると繊細な感じがします。今回は獅子口に横姿に挿れました。体の葉、体の花、体の堺葉の立ち上げが肝心になります。

格花
女郎花

舟形の籠花器にオミナエシを株分けにしました。主株の縦姿に九段、留側に横姿を七段、用下に半縦姿を三段挿れています。比較的花が小さい物が多く挿けやすい花材でした。横枝の省き方にいつも悩みますが写真にすると要る要らないがハッキリわかるように思います。

新花
モダマ アマランサス

倉庫の整理をしているとドライの豆が出てきたので検索するとモダマというらしいです。
器にもたれ掛けせてアマランサスを巻き付けました。形状とともに色あいも味もあるので、その雰囲気を壊さないよう心がけました。

新花
パンパスグラス 吾亦紅

ワレモコウは秋の風情が感じられる草花でススキの添えなどによく使いますが、視点を変えて造形的にも使われる花材です。今回は点を集合させて塊にしてパンパスと合わせました。





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