未生流

の花

二〇二五年一月

睦月はお正月に人々が集まり、仲睦まじくすることから「睦月」となったとされています。他には稲の実を初めて水に浸す月で「実月」、元になる月「元月」が転じて「睦月」なったという説もあります。


格花
南天

難を転ずる「難転」から縁起物として扱われて、玄関に飾ったり鬼門に植えたりされています。
木肌が硬くそのまま揉(た)めるのは難しく、火で炙るなど様々な手法がありますが、今回は自然の曲がりを組み合わせて挿れています。

格花
松と梅

松は寒中にも色褪せせず梅は花開く、とてもおめでたい花材です。今回の松は若いですが引き締まった部分もあり、体用にして留と体添えに梅を挿れ、お正月らしい寄せ挿けにしています。

新花
三光松 南天 菊

サンコウマツは正月前によく出回る松ですが、太さもあり枝先にボリュームがあるので一本で存在感があります。真っ直ぐな枝が多いので、思い切って寝させて動きを出しました。根締めは紅白でお正月らしくしています。

新花
結び松 枝垂れ柳 ピンクッション

ムスビマツは願いが結ぶと言われ、大変縁起が良くお正月飾りによく使われています。今回は枝垂れ柳も結んで組み合わせました。根元はピンクッションで締めて華やかさを演出しています。

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