未生流

の花

二〇二四年六月

水無月は、旧暦の6月に当たります。田に水を引く月ということから水無月となったと言われています。「無」の文字は無いという意味で用いられているのではなく、助詞である「の」を表しています。そのため水無月は「水の月」という意味なのです。

格花
鎌柄

カマツカは、新緑が美しい季節に比較的枝ぶりの良いものが多くある印象の花材です。今回は体に内用に使えそうな枝が付いていたので円相体にしました。枝先が細く力強さに欠けますが、その代わり葉が小さく捌きやすいのが良いところです。

格花
水物五種

広口に水草を五種挿れて初夏らしい季節感を求めました。フトイとシマフトイは別の種類として、杜若、河骨、水蓮の五種類で色の順位に注意します。主株以外はあまり大きくなり過ぎないようにして、水を広く見せて涼感を出します。

新花
銀葉 夏櫨 百合

新緑二種で全体を構成し、足元を中心に百合を挿れて内側を引き締めます。銀葉の薄緑の葉と夏櫨の少し赤い新芽がとても美しく、若葉の季節らしい取り合わせになりました。

新花
ライラック 初雪草 グンバイナズナ

グンバイナズナは足元の葉を取ると、より涼しげに感じます。ガラス器にハツユキソウともよく合います。ライラックは大きくせずに、草花を邪魔しないよう気を付けて挿れました。

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