未生流

の花

二〇一九年二月

二月如月の謂われには、寒さがぶり返し着物を重ねて着ることから「着更着(きさらぎ)」とする説が多いです。他には、気候が陽気になる季節で「気更来(きさらぎ」、草木が生え始める月で「生更木(きらさぎ)」とする説があります。

格花
洋花の格花

アクリルの二管筒にラクスパーを縦姿、ブバリアを半横姿に挿れました。ラクスパーは横枝をできるだけ省きすっきりと。ブバリアは体と用のメリハリを効かせる様心掛けました。

格花
雲龍梅

くねくねと曲がる枝が特徴の雲龍梅ですが、今回は足元が素直だったので助かりました。
持っている特徴をできるだけ活かして花形に収まる様に挿けました。

新花
木瓜 菊

木瓜の枝が器から前に伸びてくる様なイメージで挿れ、菊で口元を締めました。雲丹の様な、又毬栗(いがぐり)の様な菊が良く馴染みました。

新花

昨年イベントの為に切った自宅の梅の一部と、新しい梅の若枝とを交ぜて線の構成で挿れました。奔放な枝の様子を感じてもらえたらと思います。

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