未生流

の花

二〇一八年十月

神無月は、神々が出雲の国に集まられるため「神無月」となったという説、神を祀る月から「神の月」として「の」を表す助詞「無」を充てた「神無月」の説があります。八百万の神々がおわす日本らしい月名です。

格花
七竈

秋のナナカマドは実が付き葉は紅葉してきます。
今回は枝数を少なくゆったりと挿れ、葉も重なりを省き色付いた葉をより際立たせました。

格花
浜柃

ハマヒサカキは海岸近くに多く、庭木や街路樹にも用いられ比較的潮風や乾燥に強いと言われています。花材としても揉(た)めが効き葉も小さいので、格花には向いていると思います。

新花
栗 
ビバーナム 
唐辛子

実付きの良い栗の枝を横たえる様に挿れ、ビバーナムを溢れる様に加えました。
形状の違う唐辛子が良いアクセントになりました。

新花
クロトン 
ドリアン

枝に付いたクロトンの葉は高い所にも使えて立体的にもなるので、一枚ずつのものより使い易いです。今回は少し多めに挿れてドリアンと併せました。

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