未生流

の花

二〇一八年六月

水無月は、旧暦の6月に当たります。田に水を引く月ということから水無月となったと言われています。「無」の文字は無いという意味で用いられているのではなく、助詞である「の」を表しています。そのため水無月は「水の月」という意味なのです。

格花
三分体

杜若を主株三花にして挿れ、用と留をそれぞれ分体にしています。飛び用の先を丸めて曲を付けた以外はシンプルにまとめて、それぞれの葉先が見える様に努めました。

格花
五葉松

この五葉松は葉の色も美しく枝も引き締まった良い花材でした。枝は真っ直ぐでしたので楔で揉めて少ない本数で仕上げています。但馬支部展で出瓶した作品です。

新花
ななかまど 
芍薬 
アンスリウム

ななかまどの新芽は淡い緑がとても美しく、アンスリウムの赤と良く合います。
膨らみかけた芍薬を加えて色彩盛花としています。

新花
青木 
ギガンジューム

庭にある青木の枝の曲がったところを切り取って挿れてみました。枝の曲線だけでは物足りないので少し葉を残し、奥にギガンジュームを固めて挿れて完成させました。

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