未生流

の花

二〇一八年一月

睦月はお正月に人々が集まり、仲睦まじくすることから「睦月」となったとされています。他には稲の実を初めて水に浸す月で「実月」、元になる月「元月」が転じて「睦月」なったという説もあります。


格花
姫南天 小菊

南天は縁起の良い花材で正月によく用いられます。姫南天は小ぶりで実が付き難いですがその分いけばなにはし易いと言えます。
今回は体用に五本使い、小菊を留に二本使って寸渡に挿れました。

格花
水仙

水仙は香りも良く冬の代表的な花材で長葉十種のうちの一つに数えられています。
今回は竹二重切の上口に七元使って縦姿、下口に二元使って横姿にしています。全体のバランスを考えて縦姿の背を高くする様に心掛けました。

新花
メラレウカ
オンシジウム
ダリア 

メラレウカはオキナスギに似た花材ですがより細くしなやかです。オンシジウムを加えるとより光沢が出て、球状のダリアを埋もれる様に挿れるとメラレウカの柔らかさが引き立ちました。

新花
大王松
オレンジ

二つの器を使って小ぶりの大王松を向かい合わせて交差させ、松葉に支えられる様にオレンジ二個を載せました。
松の葉の緑が美しいお正月花としています。

ページの上部へ