未生流

の花

二〇一六年十二月

師走とは、師匠の僧がお経をあげるために東西を駆け回るという「師馳す」から来たという説が有力です。他にも年が果てるという意味の「年果つ(としはつ)」、一年の果てる月を意味する「四極(しはつ)」等が語源として言われています。

格花
葉蘭

葉蘭は、寒くなってくると葉が引き締まってくるのでこの時期によく挿けられますが難易度の高い花材であるのは違いありません。
大中小の葉がバランスよくあれば、少しは挿け易くなります。

格花
黄金真柏・梅擬

名古屋で催された国民文化祭で挿けた作品です。黄金真柏は枝先が黄金檜葉のように金色が綺麗でしたが、まだ若い一本ものの細い枝だったのが残念でした。しかし、梅擬とはよく合い、互いを引き立ててくれました。

新花
リシマキア
ジニア
薔薇の実
寒菊

リシマキアの紅葉した葉を主にして寒菊の葉を足元に挿れました。渋い色のジニアの花と薔薇の実を点在させてアクセントにしました。秋から冬に移り変わる雰囲気の色彩盛花となりました。

新花
菊二種 
シルバーキャット

近年様々な菊が出回り私たちを楽しませてくれます。今回は黄色の縮れた花弁の菊が目についたので金茶の菊にかぶせるように挿れてみました。それにシルバーキャットを一か所に集めて挿れて変化をつけました

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