未生流

の花

二〇一六年九月

長月の謂われは諸説ありますが、現在の十月初旬から十一月初旬に当たる時期でだんだんと夜が長くなる「夜長月」から来ているとされているものが有力です。その他、「長雨月」から来たともいわれています。

格花
夏櫨

夏櫨は、夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名付けられ、枝ぶりも面白く、その分挿け難い花材と言えます。今回は竹の鮟鱇切を横掛けにして、華奢な枝を横姿にしました。

格花
藤袴

斑入りの藤袴が手に入ったので、挿けてみました。葉の形状も少し異なりますが、花は変わりなく綺麗な色をしています。今回は、九段の段取り挿けにして船形の籠に入れました。

新花
葉鶏頭 
アマランサス

アマランサスは、様々な色や形状のものが出回っています。今回はモコモコとして形状の緑色のものを輪にして挿れ、足元に二色の葉鶏頭を挿れてまとめました。

新花
パンパス 
フォックステイル

パンパスはマッスにしてもよいですし、垂れているところを強調してもよいですが、今回は穂がなびくようにしてフォックステイルと合わせました。白の穂と黒の穂のコントラストが美しく感じます。

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