未生流

の花

二〇二〇年一月

睦月はお正月に人々が集まり、仲睦まじくすることから「睦月」となったとされています。他には稲の実を初めて水に浸す月で「実月」、元になる月「元月」が転じて「睦月」なったという説もあります。


格花
五葉松

体は元々動きのある枝でしたが足元が少し太かったので、用を後ろから回してきています。留を加えて3本でまとめました。京阪支部展の作品を撮影し直したものです。

格花
蛇の目松・梅擬

蛇の目松は、よく細く短い枝がくるので盛花にする事が多いのですが、今回は立派な枝だったので格花にしました。太さはありましたが若い枝でしたので粘りがなく、楔で少し揉(た)めると折れそうになりました。

新花
昇竜松 ピラカンサ お多福南天

枝若松を曲がる様に育てたものが昇竜松です。生産者の方々の工夫によって新しい花材に触れられるのは有難い事で、お正月花のバリエーションが増えています。

新花
アルテミシア 管菊 カンガルーポー

アルテミシアは初めての花材で、グレーの毛糸の様でモコモコしています。カンガルーポーの毛羽立った質感と良く合いました。クダギクも良いアクセントになったと思います。

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