未生流

の花

二〇一七年八月

現代では夏真っ盛りの八月ですが、旧暦の八月は、葉が黄色く色づく頃なので「はづき」、または落葉が始まる頃なので「葉落ち月」を縮めて「葉月」になったと言います。

格花
夏椿

夏椿は沙羅の木とも呼ばれ、数少ない夏の花木の一つです。花は椿によく似ていますが、葉は光沢がなく違いがすぐにわかります。
今回は体の後添えを流して挿けています。

格花
百合

近年百合は様々な種類がありますが、今回は洋種の百合を使っています。この百合は比較的風情があり、葉の付き方も程よいので格花に向いているように思います。開花を使えなかったことは申し訳なく思っています。

新花
トリトマ
クルクマ 
多肉植物

トリトマの動きがよく出るように長めに挿れ、口元にクルクマと多肉植物を加えました。
足の長い変化花器が、トリトマの茎の動きをより際立たせました。

新花
ブーゲンビレア
アンスリューム
モナルダ

それぞれ異なる赤色をブルーのガラス花器に挿れました。どれも夏らしい赤色ですが、合わせてみると意外と纏まりました。
ガラスの器は涼感が出るので助けられます。



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