未生流

の花

二〇一七年一月

睦月はお正月に人々が集まり、仲睦まじくすることから「睦月」となったとされています。他には稲の実を初めて水に浸す月で「実月」、元になる月「元月」が転じて「睦月」なったという説もあります。


格花
五葉松
椿

五葉松はその名の通り葉が五本ずつ束生し、また葉の長さも比較的短いことからボリュームがあるように見えます。今回の材料は、枝もしっかりしていたので大きめの水盤に挿れ、留の奥に椿を加えて正月らしくしました。

格花
山茶花

山茶花は、椿より葉が小さく枝も細いことから寸渡や管筒に適した花材です。少し折れやすいのが難点ですが、枝ぶりのよいものも見られます。今回は星飛竜という種類の花に斑の入ったものを挿けています。

新花
アリストロメリア
ピンオーク

アリスとロメリハ春のイメージですが、近年はいつでも出回っているようです。ピンオークという紅葉した葉を合わせるといつもと違う雰囲気を感じます。

新花
根引松
金柑
レッドウィロー

根引松は、正月前に出回る根のついた短めの松で、そのまま水引をして門松として飾ることが多いです。今回はレッドウィローと金柑を合わせて造形的にまとめました。

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