未生流

の花

二〇二〇年二月

二月如月の謂われには、寒さがぶり返し着物を重ねて着ることから「着更着(きさらぎ)」とする説が多いです。他には、気候が陽気になる季節で「気更来(きさらぎ」、草木が生え始める月で「生更木(きらさぎ)」とする説があります。

格花
夜光梅

月の光で浮かび上がる梅の姿を挿け写したものです。月夜の下では、低い所がより照らされてよく見える為、半ばより下に枝や花を多く遣います。また月の座の枝を体添えに挿れて、より月の光を感じさせます。

格花
凌雲梅

貫雲梅とも言い、梅の若枝が雲に向かって力強く昇る姿を挿け表したものです。
三本の若枝が二等辺三角形を飛び越えて勢いよく見せる為に、全体を少し小さめにして若枝を目立たせる様に心掛けます。

新花
椰子の花(ドライ) 菜の花

ヤシにも色々と種類がありますが、この花のドライはとても長く独特の表情をしています。
花瓶に掛けても垂れずに横に靡(なび)く様がおもしろく感じられ、菜の花の伸びやかさと好対照です。

新花

密集した梅の枝を被せる様に挿れて器との関わりを強くしました。
花の付いた枝と花のない枝を前後にすると、メリハリが出てより立体的になった気がします。

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